書籍紹介

拡張する空間

拡張する空間
建築家とITアーキテクトがつくるもの

藤本壮介&鈴木雄介 著

建築家・藤本壮介氏とITアーキテクト・鈴木雄介氏による対談本。

構造物を設計するという共通した職能をもつ両氏が、「何をつくるか」「いかにつくるか」について語り合います。建築設計とコンピューター・ソフトウェア開発は極めて多くの点でリンクしていることが示され、建築設計者にとっては、ソフトウェア開発を透かして見ることで建築設計の新たな視野を獲得できるかもしれません。IT技術者は、ソフトウェア開発において、なぜ「パタン・ランゲージ」が注目されるのかを当概念の本家である建築の歴史から知ることができます。

藤本氏が設計し、2010年5月にオープンする武蔵野美術大学美術資料図書館の設計秘話も語られます。また、鈴木氏は独自の視点からソフトウェア開発をわかりやすく解説したコラムを書き下ろしています。

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著者プロフィル

藤本壮介(ふじもと そうすけ)
藤本壮介建築設計事務所
1971年 北海道に生まれる
1994年 東京大学工学部建築学科卒業
2000年 藤本壮介建築設計事務所設立
2008年 京都大学、東京理科大学、昭和女子大学非常勤講師

鈴木雄介(すずき ゆうすけ)
グロースエクスパートナーズ㈱
1975年 東京に生まれる
1998年 ㈱伊勢丹データーセンター(現㈱三越伊勢丹システム・ソリューションズ)
2002年 フリーランス
2008年 現職
日本Javaユーザグループ幹事、日本Springユーザ会幹事
ブログ「アークランプ」
Twitter@yusuke_arclamp

ISBN978-4-902611-35-9

定価:2,300円(本体:2,190円)

A5判/176頁
発売元:日刊建設通信新聞社



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目次

【対談】藤本壮介×鈴木雄介
Chapter 1 「つくる」という循環
Chapter 2 オブジェクト指向──空間の言葉
Chapter 3 万里の長城──把握できない全体性

【あとがき】
空間という恐怖 藤本壮介
ソフトウェアの気配 鈴木雄介

【コラム】
ソフトウェア開発とは何か 鈴木雄介